ドリームキャッチプロジェクト ― bib-bab誕生(3)


当時のシャツスタイとネクタイ

bib-babのOPEN当初の思い出話、3話目になります。
1話目、2話目をお読みでない方は、先にこちらをどうぞ。

最初は周囲の口コミだけで

2009年8月にネットショップをオープンし、翌9月には正式に税務署に開業届を出しました。

当初は、何もかもが手探りでした。
ネットショップを立ち上げたものの、広告なども出し方がわからず、主に身内周囲の口コミやご近所で開拓できた委託先が頼り。
最初の1年弱は販売数も少なく、縫製もグランマーマがひとりですべて行っていました。

というのも、グランマーマは、まだまだ小さい孫のみうちゃんと、自身の父の面倒をみながら、事業運営をしていたのです。
パソコンなどに不慣れで事業運営も初めてだったグランマーマを、4人のこどもとその配偶者達がサポートしていましたが、皆本業が別にあります。
こどもたちは合間を見て、委託先を増やすために動いたり、通販に必要な素材などを制作したりしていましたが、事業スピードは遅々として進みませんでした。

このままではせっかくのスタイが埋もれてしまうとあせり始めた2010年4月、前年に申請していた意匠登録にOKが出ました。
これで自信をもてたグランマーマは、次の挑戦をすることにしました。

思いを文章にまとめて

神戸市の産業振興財団が主催する「KOBEドリームキャッチプロジェクト 」。
神戸の起業家を産業振興財団が応援してくれるプロジェクトで、受かると広報やマーケティングなど、多くのサポートが無料で受けられるのです。

このプロジェクトに応募することを決意しました。
そしてこの応募はグランマーマの意識を大きく変えてくれることになりました。

申請書類の作成です。

規定の応募要綱にそって、初めてと言っていい程の公的な書類作成です。
事業の動機から始まって、新規性・独自性、競合商品との比較、市場調査、マーケティング戦略、販売・営業のとりくみ、リスク管理、事業の将来像など、事業計画書として書き込まなければなりませんでした。

事業を立ち上げるとはどういう事か……
何を目指したいのか……

それまで専業主婦であったグランマーマが、はじめて自分と向き合い考え出したのです。

申請書類に思いがこもるよう、何度も練り直しました。

X-KOBEと沢山のサポート

人前でのプレゼンは人生初でしたが、一生懸命ロールプレイングを繰り返し、おかげさまで2010年7月、ドリームキャッチプロジェクトの最優秀賞である『X-KOBE』をいただくことができました。

これを機に産業振興財団とのつながりができ、商工会議所にも入ることになりました。
X-KOBE をいただいたことで、提携のお話をいただいたり、マスコミに取り上げていただいたりしました。
また、事業運営の相談として各種専門の先生方を紹介もしていただき、お商売の経験のなかったグランマーマが、経営者として歩む手助けしていただけることになりました。
ドリームキャッチプロジェクトでつながったご縁は、今も大事な財産となっています。

こうして、はずみをいただいたbib-babは、はじめての嬉しい悲鳴をあげることになるのですが、それはまた後日お話させていただきますね。


今回はここまでとなります。
次回も読んでいただけると嬉しいです。

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ドリームキャッチプロジェクト ― bib-bab誕生(3)” に対して2件のコメントがあります。

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